イベント情報

学術情報メディアセンター > イベント情報 > 学術情報メディアセンターセミナー 「機械翻訳の現在と未来」

学術情報メディアセンターセミナー 「機械翻訳の現在と未来」

Post date:2015/08/27

京都大学学術情報メディアセンターでは,月に一度,各分野でご活躍の講師をお招きし,それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき,参加者を含めて広く議論を行う機会として,月例セミナーを開催しております.

9月15日の学術情報メディアセンターセミナーでは,NTTコミュニケーション科学基礎研究所の須藤克仁氏と,奈良先端科学技術大学院大学のニュービッグ グラム氏をお招きし,ご講演いただきます.学内外を問わず多数の方の参加をお待ちしております.

日時 2015/09/15(火)16時30分〜18時30分
会場

京都大学 学術情報メディアセンター南館 2階 202マルチメディア講義室

定員
参加費用
参加申込み
主催
お問い合わせ

京都大学 学術情報メディアセンター 森 信介
075-753-7486
mori@ar.media.kyoto-u.ac.jp

プログラム

16時30分~17時30分
講演者: 須藤克仁 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所 研究員)
講演題目: 統計的機械翻訳の実応用と持続的改善に向けた取り組み
講演概要: 対訳文から翻訳の知識を自動的・統計的に学習する「統計的機械翻訳」は,コンピュータの性能向上とインターネット上のデータの増加と合わせて,今世紀に入って急速な発展を遂げました.大量の対訳文があれば与える言語的知識が限定的でも機械翻訳が可能になることがその大きな利点ですが,日本語と英語のような語順の違いの大きな言語の間の機械翻訳は難しいとされてきました.本講演では,統計的機械翻訳の基本的な考え方と,日本語と英語の間の翻訳における問題点のその解決方法,そしてそれを実際に機械翻訳が求められる場面へ応用し,持続的に改善を図るための取り組みについてお話します.


17時30分~18時30分
講演者: ニュービッグ グラム (奈良先端科学技術大学院大学 助教)
講演題目: ニューラルネットに基づく機械翻訳
講演概要: 2010年代に入ってから,ニューラルネットを用いた深層学習(deep learning)により,画像認識,音声認識,言語処理など,様々な分野で大幅な性能向上が実現されています.統計的機械翻訳においても,翻訳をニューラルネットで行う手法は提案されており,従来の翻訳モデルに比べてシンプルなモデル構造や学習法で翻訳高い精度を実現しています.本講演では,まずニューラルネットや深層学習を概説してから,機械翻訳をニューラルネットで行う様々な手法について説明します.また,人間とコンピュータの対話,プログラムのインタプリタの学習,自動質問応答など,翻訳以外の様々な適応例について簡単に触れます.

備考

お身体の不自由な方は,エレベーターをご利用いただけますので事務室にお申し付けください.

|
ページトップへ
Copyright © Academic Center for Computing and Media Studies, Kyoto University, All Rights Reserved.