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シンポジウム・各種イベント

学術情報メディアセンターセミナー 「多目的最適化とその応用」

京都大学学術情報メディアセンターでは,月に一度,各分野でご活躍の講師をお招きし,それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき,参加者を含めて広く議論を行う機会として,月例セミナーを開催しております.
7月21日の学術情報メディアセンターセミナーでは,東北大学流体科学研究所の大林 茂 氏をお招きし,ご講演いただきます.学内外を問わず多数の方の参加をお待ちしております.

開催要項
日時 2009年7月21日(火曜日) 16時30分〜18時30分
場所 京都大学 学術情報メディアセンター 南館2階 202 マルチメディア講義室
(お身体の不自由な方にはエレベーターをご利用いただけますので事務室にお申し付けください.)
参加費用 無料
参加申込み 不要
問い合わせ 京都大学学術情報メディアセンター 池田 心
TEL:075-753-9052
e-mail:kokolo * media.kyoto-u.ac.jp
( * にはアットマークが入ります)
主催 京都大学 学術情報メディアセンター
プログラム
16時30分〜17時10分

「遺伝アルゴリズムと多目的最適化」
池田 心(京都大学 学術情報メディアセンター 助教)

 設計や制御において,対象の好ましさを評価関数として定義し,最も好ましいパラメータを求める作業を最適化と呼び,多くの手法が提案されている.現実の問題では「スピードと排気ガス量」「コストと性能」「リスクとリターン」のように対立する複数の評価項目が存在する場合が多く,これを扱う“多目的最適化”が近年注目されている.本講演では,遺伝アルゴリズムを用いた単目的・多目的の最適化についてそのイントロダクションを行い,いくつかの例を紹介する.


17時10分〜18時30分

「多目的設計探査と最適化」
大林 茂(東北大学 流体科学研究所 教授)

 我々のグループでは,多様な性能を同時に改善するための設計アイデアを見出すために,最適化アルゴリズムをベースとした「多目的設計探査」を提案し,様々な工学設計問題への適用に取り組んでいる.設計では,主たる目標を最適化したいのはもちろんであるが,現実にはさまざまな要素・要求に対して次々と代替案を示していくことが重要になる.多目的設計探査では,多目的最適化として設定された問題に対する優れた解を探索するだけでなく,設計問題を支配する重要な特徴(性能指標・形状パラメータの因果関係など)を「データマイニング」技術を用いて抽出し,設計者の発想に役立つような有益な設計指針として提示することを目指している.本講演では,YS-11以来約40年ぶりの国産旅客機開発となるMRJの機体設計への適用例を通じて,設計探査の考え方を解説する.