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【臨時開催】学術情報メディアセンターセミナー 「公的統計ミクロデータの二次利用の新展開」

Post date:2015/11/05

京都大学学術情報メディアセンターでは,月に一度,各分野でご活躍の講師をお招きし,それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき,参加者を含めて広く議論を行う機会として,月例セミナーを開催しております.

 1130日の臨時学術情報メディアセンターセミナーでは,「公的統計ミクロデータの二次利用の新展開」をテーマに,神戸大学経済学研究科准教授 勇上和史 氏,独立行政法人 統計センター 角田 敏 氏をお招きし,ご講演いただきます.学内外を問わず多数の方の参加をお待ちしております.

日時 2015/11/30(月)16時〜18時
会場

京都大学 学術情報メディアセンター南館 2階 201マルチメディア講義室

定員
参加費用
参加申込み
主催
お問い合わせ

京都大学 学術情報メディアセンター 仙田 徹志
075-753-7464
senda@media.kyoto-u.ac.jp

プログラム

16時~17時
講演者: 勇上和史(神戸大学 経済学研究科 准教授)
講演題目:「公的統計ミクロデータのサテライト機関の取り組みと展望」
講演概要: 我が国では,統計データの二次利用推進にむけて,独立行政法人 統計センターが学術研究機関等とサテライト機関として連携協定を結んでいる.神戸大学経済学研究科・経済経営研究所が運営する「神戸大学ミクロデータアーカイブ(KUMA)」もその一つである.KUMAの特徴の一つには,地元行政機関との密接な連携があり,サテライト機関としての公的統計ミクロデータの二次利用推進業務に加え,兵庫県企画県民局統計課とともに公的統計にかかわる共同研究を実施している.本報告で,神戸大学ミクロデータアーカイブの取り組みとともに,これまでの経験をふまえ,公的統計ミクロデータの二次利用推進に向けたサテライト機関の展望についてのべる.


17時~18時
講演者: 角田 敏(独立行政法人 統計センター)
講演題目:「リモートアクセスを活用したオンサイトシステムによる公的ミクロデータの利用について」
講演概要: 統計法(平成19年法律第53号)に基づく平成26年3月25日に閣議決定された第Ⅱ期「公的統計の整備に関する基本的な計画」においては,統計データの有効活用の推進を図る観点から,調査票情報の提供におけるリモートアクセスを含むオンサイト利用について,実用化に向けた検討を行うことが言及されており,同計画においては,これらの新たな取組について専門的な技術や知見を要し,一元的な検討・実施が効果的かつ効率的な事項については,独立行政法人 統計センターの機能を最大限活用できるよう措置することとされている.リモートアクセスを活用したオンサイト利用基盤の構築に当たっては,調査実施者とオンサイト施設との間に介在しデータの利用環境を整備する「中央データ管理施設」及びこれらを結ぶ安全なネットワークが不可欠となる.統計センターは将来「中央データ管理施設」の運営を担うことを想定し,調査票情報の収録,全体システムの設計及び運用管理,利用者と調査実施者間の連絡業務,利用者等への統計データの利活用に係る知識の普及・啓発・研修等に関する所要の検討を行っているところであり,研究者が使用する大学等の研究機関に設置するオンサイト施設についても,同時に検討を行っているところである.本報告では,これらの統計センターにおける検討状況について,諸外国の提供状況等も踏まえて紹介する.

備考

お身体の不自由な方は,エレベーターをご利用いただけますので事務室にお申し付けください.

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