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【臨時開催】学術情報メディアセンターセミナー 「エビデンスに基づいた教えと学びのイノベーションのための大学情報環境」

Post date:2018/06/04

京都大学学術情報メディアセンターでは、各分野でご活躍の講師をお招きし、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき、参加者を含めて広く議論を行う機会として、月例セミナーを開催しています。

73日の学術情報メディアセンターセミナーでは、米国ミシガン大学ITサービスのエグゼクティブディレクタ Sean DeMonner 氏を臨時にお招きし、ご講演いただきます。学内外を問わず多数の方の参加をお待ちしております。

日時 2018/07/03(火)16時30分〜18時00分
会場 京都大学 学術情報メディアセンター南館 2階 202マルチメディア講義室
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_ys.html#03
(上記URLのマップ中、93番の建物です)
定員
参加費用 無料
参加申込み 不要
主催 京都大学 学術情報メディアセンター
お問い合わせ 京都大学 学術情報メディアセンター  梶田 将司
電話番号:075-753-9015
メール:kajita * media.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
プログラム 【開催趣旨】
高等教育機関における学びや教えを支援するシステムは、教員のためのコース管理システム・学習管理システム(CMS/LMS)、学生のためのeポートフォリオシステム、大学のための教務情報システムが利用されるようになってきているが、これまでの学びや教えの方法論を変えない範囲内での利用に留まっており、各システムに蓄積されつつある様々なデータを解析・活用するラーニングアナリティクスをベースに、大学教育における効果的な利用法につなげていくことができる次世代デジタル学習環境の議論が行われている。しかしながら、教育は文化に依存する部分が多いため、日本には日本の文化にあった次世代デジタル学習環境が必要であり、具体的な議論と実装が求められている。しかも、我が国の高等教育機関は、極めて限られた予算の中で新しい情報環境の構築・運用を行わざるを得ないため、より戦略的な方法論が求められている。
そこで、本セミナーでは、米国ミシガン大学ITサービスのエグゼクティブディレクタである Sean DeMonner 氏を招聘し、ミシガン大学における戦略的なデジタル学習エコシステムの形成に関する方法論をご紹介していただく。
(本セミナーは、科学研究費挑戦的萌芽研究「次世代デジタル学習支援環境に関する国際比較研究とその評価(課題番号: 16K12556)」の支援により実施されています)

【プログラム】
◆16時30分~16時40分 : 開催趣旨
「次世代デジタル学習環境の整備に向けたマスタプラン2025 の策定に向けて」
梶田 将司 (情報環境機構 / 学術情報メディアセンター教授)

◆16時40分~18時00分 : 招待講演(使用言語:英語、同時通訳なし)
講演者: Sean DeMonner (Information Systems Executive, Information and Technology Services, University of Michigan)
講演題目: 「Supporting Personalized and Engaged Learning at Enterprise Scale (大学規模でのパーソナライズド・ラーニング及びエンゲージド・ラーニングの支援)」
講演概要: The University of Michigan has launched the Michigan Data Science Initiative
(http://midas.umich.edu/dsi/announcement/) which combines investments in domain-specific research with the development of technical and service infrastructure to accelerate discovery in transportation research, health sciences, learning analytics, and social science. Institutional alignment between academic thought leadership and data science service and infrastructure providers has propelled U-M to the forefront of the learning analytics field. By cultivating and curating faculty-driven innovation, and leveraging a long history of strategic involvement with higher education consortia, the university is creating a leading edge digital learning ecosystem that embodies evidenced-based pedagogy and open standards for technical interoperability. In this talk Sean DeMonner, Executive Director of the Information Technology Services Teaching & Learning group, will discuss a range of topics related to this work. He will provide an overview of the U-M’s enterprise strategies for the diffusion of academic technology innovation, its longstanding support for open technical standards, engagement with consortia (Unizin, BTAA, IMS, Apereo), and providing technical infrastructure for supporting data-informed teaching and learning.

ミシガン大学では、医療、交通、学習分析および社会科学での研究を加速するため、「ミシガンデータサイエンスイニシアティブ」を立ち上げ、分野ごとの研究投資と情報環境整備の双方を組み合わせて行っている。このような研究者マインドでのリーダシップとデータ科学のための情報環境整備との間を全学レベルですりあわせることにより、ミシガン大学はラーニングアナリティクス分野の最前線に踊り出ている。教員主導のイノベーションへの関心を高め、それらをうまく調整するとともに、大学が参加するコンソーシアムへの長期の戦略的な参画をテコにすることで、ミシガン大学はエビデンスベースの教育学および技術的な互換性に関するオープンスタンダードを盛り込んだ最先端のデジタル学習エコシステムを形成している。本講演では、ミシガン大学ITサービス教育学習グループのエグゼクティブディレクタである Sean DeMonner 氏が、以下の観点からミシガン大学の全学的な戦略の概要を述べる : アカデミックテクノロジイノベーションの伝搬、オープンな技術標準への長期的サポート、コンソーシアムとの連携(Unizin, BTAA, IMS, Apereo)、および、データによる十分な説明に基づいた教えと学びを支援するための技術基盤。
備考 【共催】
京都大学 高等教育研究開発推進センター
京都大学 学際融合教育研究センターアカデミックデータ・イノベーションユニット

※お身体の不自由な方はエレベーターをご利用いただけますので、事務室にお申し付けください。
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