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学術情報メディアセンターセミナー「大学の価値を可視化する:ユニバーシティ・アイデンティティとWebサイトのデザイン」

Post date:2018/08/10

京都大学学術情報メディアセンターでは、各分野でご活躍の講師をお招きし、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき、参加者を含めて広く議論を行う機会として、月例セミナーを開催しています。

9月6日の学術情報メディアセンターセミナーは、京都大学Web戦略室との共催により、ミニシンポジウム形式で開催します。大学Webサイトやビジュアルのデザインに関わる3名の専門家をお招きし、ご講演いただくほか、パネルディスカッションを通じ、昨今重視される「大学Webサイト」と「ユニバーシティ・アイデンティティ(UI)」について、デザイン学の視点から、大学の教育研究活動の伝え方、コミュニケーションのあり方などについて考え、課題や論点の整理を行います。あわせて、秋より導入予定の本学UIにつきましても、概要の説明、紹介を予定しています。教員、職員、学内外を問わず、多数の方の参加をお待ちしています。

日時 2018/09/06(木)13時30分〜17時00分
会場 京都大学 国際高等教育院棟 3階 講義室31
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_ys.html
(上記URLのマップ中、87番の建物です)
定員
参加費用 無料(情報交換会は有料)
参加申込み 必要 ※備考欄のURLより事前申込をお願いします。 締め切り:9月3日(月)
主催 京都大学 学術情報メディアセンター
(共催) 京都大学Web戦略室
お問い合わせ 京都大学 国際高等教育院/学術情報メディアセンター 喜多 一
電話番号:075-753-7452
メール:kita * media.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
プログラム 【開催趣旨】
大学における様々な教育研究活動の中で、Webサイトの作成、利用、運用はもはや無視できない。機能とビジュアルデザインの両面から、Webサイトをデザインすること、あるいはデジタルコミュニケーションツールの活用や展開をふまえ、「ユニバーシティ・(ビジュアル)アイデンティティ(UI)」をデザインすることは容易ではない。本セミナーは、大学におけるWebサイトとUIのデザインについて、その実践と設計課題の共有と言語化をはかり、評価のあり方や観点の抽出につなげることを目的として開催する。

【プログラム】
◆13時30分~13時45分 : 開催趣旨
「京都大学Web戦略室の設置とその活動」
小野 英理 (情報環境機構/学術情報メディアセンター 特定講師)

◆13時45分~14時15分 : 講演1
「大学におけるWebサイトの在り方-コミュニケーション,インフラ,予算から考える-」
講演者 : 岩崎 琢哉 (大阪大学 経営企画オフィス URA部門 リサーチ・マネージャー、学術政策研究員/内閣府科学技術政策フェロー)
講演概要 : 日本で生まれ育って、いま40歳前後の方々はデジタルネイティブと呼ばれる世代に属している。個人差を踏まえずにいえば30歳代と40歳代ではおなじネイティブであってもその感覚は異なるようである。大阪大学は若手へのウェブサイトの作成支援サービスを提供してきたが、先生方のなかにおいて感覚的な世代交代が進んでいるという前提でサービスの中身を変えた。まずはこの点を手掛かりに、タイトルに沿って話題提供をさせていただく。

◆14時15分~14時45分 : 講演2
「大学Webサイトとコミュニケーション ~誰からも頼られる組織づくりと情報発信を目指して~」
講演者 : 村井 貴 (北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP) 特任助教)
講演概要 : 北海道大学CoSTEPの活動の大きな柱が、北大最大のいいね数を誇るウェブメディア「いいね!Hokudai」である。圧倒的な読者数を持っているために、多くの組織・学生・教職員から、取材を行ってほしい、あるいはなにか一緒に取り組めないかという提案が寄せられる。CoSTEPではこれらの提案に応えながら、活動の幅を広げ、学内外でのプレゼンスを日々高めている。現在、北大は2019年度のリニューアルを目指して公式サイトを見直している。この取り組みにCoSTEPもコミットしている。わずか10名ほどの小さな組織が大学本体の事業になぜ直接関与できるのか、「いいね!Hokudai」の活動と組織の持続可能性を関連させながら紹介する。

<休 憩>

◆14時55分~15時25分 : 講演3
「京都大学ユニバーシティ・アイデンティティ(UI)の策定に向けて」
講演者 : 辰巳 明久 (京都市立芸術大学 ビジュアルデザイン研究室 教授/京都大学デザイン学ユニット 非常勤講師/京都大学Web戦略室 デザインアドバイザー)
講演概要 : ビジュアルアイデンティティ(VI)とコーポレートアイデンティティ(CI)は、企業活動において、営利を目的に行われてきた。営利を目的とする企業活動の効果が利益で測られることはいうまでもない。では、営利を目的としない大学というセクターのアイデンティティ(UI)は何を目的、目標とするのであろうか。本講演では、VIやCIの事例と共に、非営利の活動においてアイデンティティを形成したデザインの事例を引きながら、UIのあり方について探ってみたい。

◆15時30分~17時00分 : ディスカッション
3名の講師と企画者で、大学におけるWebサイトの、おもに情報/視覚デザインからみた企画、制作、運営における、デザインプロセス、体制、システム等の課題についてディスカッションし、その論点を共有する。

<情報交換会のご案内>
セミナー終了後、講師を交えて対面でお話ししていただける場として、情報交換会を実施します(会場:学術情報メディアセンター南館、軽食と飲み物を用意いたします。会費1,500円を予定)。
備考 【事前申込】
資料・会場準備のため、以下のURLより事前申込をお願いします。
申込締め切り:9月3日(月)
https://goo.gl/forms/u2pXJN5GAz6darqu2

長時間開催のため、一部講演のみの聴講も受け入れいたします。
教員、職員、学生、および学内外を問わず、多数の方のご参加をお待ちしています。
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