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学術情報メディアセンターセミナー「教育DXと音声言語処理」

Post date:2022/05/19

Zoomによるオンライン開催に変更いたします。(2022年6月16日)

京都大学学術情報メディアセンターでは、各分野でご活躍の講師を招き、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき、参加者を含めて広く議論を行う機会として、月例セミナーを開催しています。

6月21日の本セミナーでは、情報通信研究機構(NICT)ユニバーサルコミュニケーション研究所 先進的音声翻訳研究開発推進センターの河井 恒氏に講演いただきます。学内外を問わず多数の方のご参加をお待ちしています。

日時 2022/06/21(火)16時40分〜18時30分
会場

※Zoomによるオンライン開催に変更いたします。

ハイブリッド開催(予定)(会場およびオンライン)
※新型コロナウイルスの感染状況により、オンライン開催のみに変更となる場合がありますので、
 ご了承ください。

【会場】 ※会場での講演はございません。※
 京都大学 学術情報メディアセンター南館 2階 202マルチメディア講義室
 吉田南構内マップ[93番]

【オンライン】
 Zoomを使用します。

定員 会場参加は定員50名
参加費用 無料
参加申込み 以下のフォームから事前にお申し込みください。【申込期限:6月20日(月)】
https://kyoto-u-edu.zoom.us/meeting/register/tZwkdeqtqDssH9VWf9dwd_7vmUIiIfs4fSjQ
主催

京都大学 学術情報メディアセンター

お問い合わせ

京都大学 学術情報メディアセンター 美馬 秀樹
TEL:075-753-7484
メール:mima.hideki.8y * kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

プログラム

◆16時40分~17時35分 【※オンライン講演】
講演者:河井 恒(情報通信研究機構(NICT) ユニバーサルコミュニケーション研究所 先進的音声翻訳研究開発推進センター 先進的音声技術研究室 室長)
講演題目:2025の社会実装に向けた多言語音声翻訳の研究開発
講演概要:情報通信研究機構(NICT)では、総務省の政策「グローバルコミュニケーション計画」(第1期:2014~2019) および「グローバルコミュニケーション計画2025」(第2期:2020~2025) の下、言葉の壁がない世界の実現を目指して自動音声翻訳技術の研究開発と社会実装の活動に取り組んでいる。
本講演では、これらの政策の概要、基盤となる音声処理技術および機械翻訳技術の概要、ならびに技術が社会で実際に使われている事例を紹介する。

◆17時35分~18時30分 【※会場にて講演】
講演者:美馬 秀樹(京都大学学術情報メディアセンター 特定教授)
講演題目:音声言語処理の教育での活用
講演概要:日本の教育のデジタル化(教育DX)は、イギリスやアメリカなど欧米各国に比べて遅れていると言われてきた。折しも、その状況が、コロナ禍でより明らかになったと言える。半ば強制的ではあったが、教育DXが必須の状況となった今だからこそ、これを強力に推し進め、諸外国と同等、もしくはそれ以上の進化を遂げる絶好の機会とするべきである。教育DXによる恩恵の一つは、“いつでも、どこでも、だれにでも、何度でも” 同等の教育の機会を提供することであるのは明らかであるが、一方で、その本質は、これに伴う膨大なデータの収集と分析から、教育、学習の双方において、よりよい教育や学習のモデルを導き出すことにある。そのためには、授業等において、実際にどのような教育が行われているかを詳細に捉えることが、まずは必須であろう。我々は、この観点において、従来、シラバスや教科書の分析、講義のレコードと書き起こし等により、言語処理の観点から、この分析と活用を進めてきた。
本講演では、このような教育での言語処理の活用に対し、いくつかの例を交えて説明すると共に、近年、大きく精度が向上した音声認識や音声翻訳を利用した、膨大なリソースからのテキスト抽出や、その活用に関し、課題や今後の研究の方向性を含めて議論を行いたい。

備考
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