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学術情報メディアセンターセミナー 「身近になりつつある宇宙空間,惑星探査機とGPSの役割」

Post date:2016/03/16

京都大学学術情報メディアセンターでは,月に一度,各分野でご活躍の講師をお招きし,それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき,参加者を含めて広く議論を行う機会として,月例セミナーを開催しております.
6月28日の学術情報メディアセンターセミナーでは,宇宙航空研究開発機構の中村 正人氏,情報通信研究機構の津川 卓也氏をお招きし,ご講演いただきます.学内外を問わず多数の方のご参加をお待ちしております.

日時 2016/06/28(火)16時30分〜18時30分
会場

京都大学 学術情報メディアセンター南館 2階 202マルチメディア講義室

定員
参加費用 無料
参加申込み 不要
主催

京都大学 学術情報メディアセンター

お問い合わせ

京都大学 学術情報メディアセンター  深沢 圭一郎
電話番号:075-753-7430(内線:7430)
メール:fukazawaアットマークmedia.kyoto-u.ac.jp

プログラム

◆16時30分~17時30分
講演者: 中村 正人 (宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 教授,「あかつき」プロジェクトマネージャー)
講演題目: 「金星探査機『あかつき』の今」
講演概要: 2010年5月に打ち上げられた金星探査機「あかつき」はその年の軌道投入失敗があったが,2015年12月に金星周回軌道への投入再挑戦が成功し,観測を始めている.本講演ではあかつきの機器構成や観測対象,観測データやオペレーションの伝送などについて説明し,打ち上げから現在までの状況について紹介を行う.


◆17時30分~18時30分
講演者: 津川 卓也 (情報通信研究機構 電磁波研究所 宇宙環境研究室 研究マネージャー)
講演題目: 「GPSを利用した宇宙天気の研究」
講演概要: スマートフォンやカーナビで位置情報を得るために利用されるGPSは,日常生活になくてはならないものになりつつある.GPS測位の誤差要因の一つは,宇宙天気,特に電離圏と呼ばれる領域の変動である.この性質と稠密なGPS受信機網を利用することで,高解像度の電離圏観測が可能となっている.本講演では,GPSによる電離圏観測により捉えられた巨大地震や竜巻後の電離圏変動を紹介するとともに,これらの変動の生成メカニズムについて議論する.

備考

お身体の不自由な方はエレベーターをご利用いただけますので,事務室にお申し付けください.

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