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学術情報メディアセンターセミナー 「インターネットの今」

Post date:2016/02/01

 京都大学学術情報メディアセンターでは,月に一度,各分野でご活躍の講師をお招きし,それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき,参加者を含めて広く議論を行う機会として,月例セミナーを開催しております.

 322日の学術情報メディアセンターセミナーでは,NTTコミュニケーションズ株式会社の亀井 聡氏と安田 歩氏をお招きし,ご講演いただきます.学内外を問わず多数の方のご参加をお待ちしております.

日時 2016/03/22(火)16時30分〜18時30分
会場

京都大学 学術情報メディアセンター南館 2階 202マルチメディア講義室

定員
参加費用
参加申込み
主催
お問い合わせ

京都大学 情報環境機構 IT企画室  斉藤 康己
075-753-7419
saitou.yasuki.5x@kyoto-u.ac.jp

プログラム

インターネットは高々50年の歴史しか無いが,今や世界の通信,経済活動,そして政治をも左右する世界規模の最も重要なインフラとなっている.しかしながら,日常我々はどのような仕組みでインターネットが実現されているのか知らないまま当たり前のように使っていて,その将来がどうなっていくのかについて思いを馳せることはほとんどない.
このセミナーでは,インターネットの重要な担い手の一つであるプロバイダの中でこの巨大なネットワークのダイナミックな姿を捉え,将来を検討されている若い研究開発者お二人にお越しいただき,お話を聞きながらインターネットの将来を考えてみたい.
お二人にはインターネットの仕組みに関して分かりやすくお話ししていただくので,専門的な知識のない方も大歓迎.奮ってご参加ください.


◆16:30~17:30
講演者: 亀井 聡(NTTコミュニケーションズ株式会社 技術開発部 データプラットフォームTU 担当課長)
講演題目:「インターネットの構造変化を追う」
講演概要: インターネットは電気や水道のように,誰もが簡単にアクセスできるインフラとなっている.しかし,このインフラを提供している主体は相互接続により成り立っているため,誰が料金を負担しているかも一筋縄ではいかず,また日々その構造も変化している.
本講演では,インターネットの仕組みを概説したあと,各種計測により構造変化を捉える営みを紹介.その一例として,近年のハイパージャイアントと呼ばれる大規模配信事業者のふるまいを可視化する.


◆17時30分~18時30分
講演者: 安田 歩(NTTコミュニケーションズ株式会社 技術開発部 担当課長)
講演題目:「IPv6に未来はあるのか!?」
講演概要: 日本ではJPNICからのIPv4アドレスの配布が終了して5年が経つが,次世代のIPアドレスであるIPv6の普及は充分に進んでいるとは言えない.
大手サイトやCSP,ISPや携帯キャリアなどはかなり対応しており,Windows,MacOS,iOSなどの端末側も対応している一方,インターネットのメインコンテンツの1つであるゲームサイトはほとんど対応しておらず,また,企業での対応も遅れている.
IPv6がインターネットのあらゆる層で利用されるには,クリアしなければならない課題が多くある.日本および世界でのIPv6の現状と,さらなる普及のためのカギを述べる.

備考

お身体の不自由な方はエレベーターをご利用いただけますので,事務室にお申し付けください.

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