イベント情報

学術情報メディアセンター > イベント情報 > α×SC2021K 行動学とスーパーコンピュータに関するシンポジウム(オンライン開催)

α×SC2021K 行動学とスーパーコンピュータに関するシンポジウム(オンライン開催)

Post date:2021/08/30

京都大学学術情報メディアセンターと九州大学情報基盤研究開発センターでは「なにか×スパコン(SC)」というテーマを掲げることにより、その「なにか」の分野とスパコンの分野で新しい共同研究が生まれることを期待したシンポジウムを年二回開催しています。様々な分野にコンピュータが利用されている現在では、スパコンセンターのあり方もこれまでとは変わる必要があります。そこで、これまでのスパコン利用者だけでなく、新しい分野にスパコンを使ってもらい、より良い成果やこれまでにない成果の創出に繋がるきっかけ作りが必要となります。今回は、京都大学研究支援SPIRITS 2021-2022年度採択プロジェクト:プラズマ粒子シミュレーションの応用による野生ウマの行動数値実験モデルの確立と協力し、「なにか」を「行動学」としました。本シンポジウムでは、スパコンとは直接的に関係の無い「行動学」を行っている研究者の方にご講演いただき、「SC」と「行動学」でお互いに何かできることは無いかを最後に議論し、新しい可能性を見つけ出します。

COVID-19 (新型コロナウイルス感染症)の感染拡大防止のため、今回はオンラインで開催します。奮ってご参加ください。

日時 2021/09/29(水)13時30分〜19時00分
会場

Zoomによるオンライン開催

定員
参加費用 無料
参加申込み 以下のフォームからお申し込みください。
https://forms.gle/XnH84di2iNCiLbKx5
主催

京都大学 学術情報メディアセンター
京都大学研究支援SPIRITS 2021-2022年度採択プロジェクト:プラズマ粒子シミュレーションの応用による野生ウマの行動数値実験モデルの確立

お問い合わせ

京都大学 学術情報メディアセンター 深沢 圭一郎
メール:fukazawa * media.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

プログラム

「なにか×スパコン(SC)」というテーマを掲げることにより、その「なにか」の分野とスパコンの分野で新しい共同研究が生まれることを期待したシンポジウムです。様々な分野にコンピュータが利用されている現在では、スパコンセンターのあり方もこれまでとは変わる必要があります。そこで、これまでのスパコン利用者だけでなく、新しい分野にスパコンを使ってもらい、より良い成果やこれまでにない成果の創出に繋がるきっかけ作りが必要となります。今回はその「なにか」を「行動学」とし、スパコンとは直接的に関係の無い「行動学」を行っている研究者の方にご講演いただき、「SC」と「行動学」でお互いに何かできることは無いかを最後に議論し、新しい可能性を見つけ出します。

【プログラム】

前半司会 南里 豪志(九州大学情報基盤研究開発センター)

◆13時30分~13時40分
はじめに 深沢 圭一郎(京都大学学術情報メディアセンター)

◆13時40分~14時25分
講演者:井上 漱太(名古屋大学環境学研究科 JSPS特別研究員(PD))
講演題目:数理モデルで読み解くウマの群れの維持機構
講演概要: 動物の群れを構成する個体はどんなルールに基づいて動くのか。古くから研究者を魅了してきた問いが計測・解析技術の発展によって少しずつわかってきた。しかし、現状では実験環境や対象種が限られており、多くの謎が残っている。本発表では、研究例の少ない大型哺乳類であるウマの群れにおける個体の行動ルールに焦点を当てる。ドローンを用いて取得した画像データをもとに、エージェントベースモデルによって推定されたウマの行動ルールを紹介する。

◆14時25分~15時10分
講演者:阿部 真人(理化学研究所 革新知能統合研究センター 研究員)
講演題目:定量データから迫るアリの社会的行動
講演概要:社会性昆虫アリは陸上のほぼ全ての生態系に存在し、その生物量は全ての脊椎動物を合わせた量に匹敵するため、地球で最も成功した生物の一種である。その成功の秘訣は、個体間の局所的な相互作用から生じる、極めて高い社会性であると考えられている。本講演では、近年発展した観測技術によって定量的にアリ個体の行動や個体間の相互作用にアプローチする研究を紹介し、社会システムの原理解明に向けた今後の展開について議論したい。

◆15時10分~15時55分
講演者:中垣 俊之(北海道大学 電子科学研究所 教授)
講演題目:粘菌の輸送網形成に学ぶ逐次改善型ヒューリスティクス
講演概要:真正粘菌の変形体は、身近に生息する巨大なアメーバ状生物であり、環境に応じて網目状の体を作りかえる。その変化は、高々数時間で完了するため、モデル生物として重宝されている。例えば、餌粒があちこちに点在していると、それらをつなぐような輸送網を作って、巧みに餌を採る。この採餌行動の巧みさを掘り下げるために、餌場所の配置を変えたり、障害物を導入するなどして、いろいろな実験状況をデザインした。その中から、迷路解き、鉄道網設計の結果を中心に紹介する。これらの実験結果を踏まえて、粘菌が環境適応的に輸送網を作る仕組みを、単純化した数理モデルで検討した。数理モデルの挙動から、粘菌の輸送網形成ヒューリスティクス(環境に合わせて常に逐次改善し続ける方式)について、知能アルゴリズムの観点から議論したい。

◆15時55分~16時15分 休憩

後半司会 深沢 圭一郎(京都大学学術情報メディアセンター)

◆16時15分~17時00分
講演者:村田 忠彦(関西大学総合情報学部総合情報学科 教授)
講演題目:リアルスケール社会シミュレーションによる未来社会の選択
講演概要:新型コロナウイルスの蔓延は、個々人の行動が社会に及ぼす影響をみるためのシミュレーションの重要性を明らかにした。本講演では、現実の社会を想定したリアルスケール社会シミュレーション(RSSS: Real-Scale Social Simulation)を実現するための世帯単位の人口データの合成方法や、RSSSにより複数のシナリオから未来を選択する枠組みを示す。

◆17時00分~17時45分
講演者:高野 茂(九州先端科学技術研究所 イノベーション・アーキテクト / 九州大学持続的共進化地域創成拠点 客員准教授)
講演題目:公共空間におけるカメラ映像を利活用した人流分析実証実験
講演概要:九州大学COIは、まちの「安心・安全」および「賑わい創出」にかかる都市サービスの社会実装を推進するべく、公共空間におけるカメラ映像を利活用した人流分析実証実験を実施している。本講演では、駅前における移動困難者(車イス、白杖、ベビーカー利用者等)へのバス乗換支援サービス、および、商店街における賑わいの可視化の取り組み事例を紹介し、AI 画像解析技術を搭載する防犯カメラの社会実装に向けた課題について議論する。

◆17時45分~18時30分 総合討論
行動学研究にSCを活用できるか。行動学の考えをSCに応用できるか。本日のご講演を聴いて思ったことなどをご議論ください。また、次回α×SCのテーマも募集しています。
過去のテーマ:データサイエンス、通信・ネットワーク、都市計画、フィールドワーク

◆18時30分~19時00分 まとめ

備考

【共催】九州大学 情報基盤研究開発センター


【詳細】α×SC2021K行動学とスーパーコンピュータに関するシンポジウム
    https://sites.google.com/kyoto-u.ac.jp/sc2021k/

|
イベント情報 過去のイベント
ページトップへ
Copyright © Academic Center for Computing and Media Studies, Kyoto University, All Rights Reserved.