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学術情報メディアセンターセミナー「計算社会科学の最前線」

Post date:2023/06/21

【お知らせ】(2023年7月24日)
 都合により、筑波大学・佐野幸恵先生の講演は中止となりました。ご了承のほどよろしくお願いいたします。


京都大学学術情報メディアセンターでは、各分野でご活躍の講師を招き、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき、参加者を含めて広く議論を行う機会として、月例セミナーを開催しています。

7月24日の本セミナーでは、サイバーエージェントの高野雅典氏および筑波大学の佐野幸恵氏に講演いただきます。学内外を問わず多数の方のご参加をお待ちしています。

日時 2023/07/24(月)16時30分〜18時30分
会場

ハイブリッド開催(会場およびオンライン)
 【会場】京都大学 学術情報メディアセンター南館 2階 202マルチメディア講義室
     吉田南構内マップ[93番]
 【オンライン】Zoomを使用します。

定員 会場参加は先着50名
参加費用 無料
参加申込み 以下のフォームから事前にお申し込みください。【申込期限:7月24日(月)14時】
https://forms.gle/QsN6UzRS2JahJecUA
主催

京都大学 学術情報メディアセンター

お問い合わせ

京都大学 学術情報メディアセンター 廣中 詩織
メール:hironaka * media.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

プログラム

◆16時30分~17時30分 【会場にて講演】
講演者:高野 雅典(株式会社サイバーエージェント 学際的情報科学センター リサーチャー)
講演題目:リアルを補完する仮想世界のアバターコミュニケーション
講演概要:現実の世界では様々な社会要因によって社会的資源へのアクセスが限定されうる。例えば、いじめや性犯罪の被害者、貧困や性的マイノリティは社会的なスティグマや偏見を伴うため、拒絶・攻撃されるリスクが生じ、相談や解決に向けたアクションを取りづらい。匿名かつ社会的流動性の高い仮想世界の社会ではコミュニケーションは拒絶リスクや拒絶されたときの被害を小さくする。したがって、仮想世界では困難を抱えた人たちの社会的資源(ここでは社会関係)不足を補完することが期待できる。我々はアバターコミュニティアプリ「ピグパーティ」上で、現実世界で問題を抱えるユーザに対する社会的資源の提供やメンタルヘルス改善に取り組んできた。また社会関係を補完するためには仮想世界プラットフォームは安全である必要があるため、規約違反行動(誹謗中傷など)について分析・対策を行っている。本発表ではこれらの取り組みについて紹介する。

◆17時30分~18時30分 【オンライン講演】
講演者:佐野 幸恵(筑波大学 システム情報系 社会工学域 准教授)
講演題目:集合的記憶の数理モデルとその実証
講演概要:本講演では、集合的記憶と呼ばれる集団の中で共有される長期の記憶を表現する数理モデルを紹介する。そして訃報や災害に関する英語版Wikipediaのアクセスログを用いて、その数理モデルの妥当性を検証した結果について議論する。

備考

※授乳室を設置しています。ご利用の場合は事務室(電話番号075-753-7400)にお申し付けください。

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