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学術情報メディアセンターセミナー 「視線分析を通した非言語コミュニケーションの理解」

Post date:2016/11/04

京都大学学術情報メディアセンターでは、月に一度、各分野でご活躍の講師をお招きし、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき、参加者を含めて広く議論を行う機会として、月例セミナーを開催しています。
12月22日(木)の学術情報メディアセンターセミナーでは、東京大学生産技術研究所副所長・教授の佐藤洋一氏、京都大学大学院文学研究科教授の板倉昭二氏をお招きし、ご講演いただきます。学内外を問わず多数の方のご参加をお待ちしております。

日時 2016/12/22(木)16時30分〜18時30分
会場

京都大学 学術情報メディアセンター南館 2階 202マルチメディア講義室
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_ys.html#03
(上記URLのマップ中、93番の建物です)

定員
参加費用 無料
参加申込み 不要
主催

京都大学 学術情報メディアセンター

お問い合わせ

京都大学 学術情報メディアセンター  近藤 一晃
電話番号:075-753-7480
メール:kondoアットマークmedia.kyoto-u.ac.jp

プログラム

◆16時30分~17時30分
講演者: 佐藤 洋一 (東京大学生産技術研究所 副所長・教授)
講演題目: 「集合視による人物行動の理解 ~複数の一人称視点から人々の行動を知る~」
講演概要: ウェアラブルカメラの浸透に伴い、一人称視点映像から実世界における人の行動をセンシング・理解する技術が注目を集めている。講演者らは、グループで作業をすすめる複数の人々が装着したウェアラブルカメラとアイトラッカーを分散型センサとして捉える「集合視」という考え方を提唱し、それらのセンサから得られる情報をもとに、各人物が互いに連携しつつ何をどのように見ながらどのような行動をとっているのかを詳細に記録・解析・活用可能とする基盤技術の開発を進めている。本発表では、この研究プロジェクトの目指す方向とこれまでに得られている具体的成果について、その概要を紹介する。

◆17時30分~18時30分
講演者: 板倉 昭二 (京都大学大学院文学研究科 教授)
講演題目: 「視線理解の発達と進化:非言語コミュニケーションとしての視線」
講演概要: 視線は、ヒトおよびヒト以外の動物において極めて重要なコミュニケーションツールとなる。私たちは、他社の視線に注目することにより、当該者の注意の方向を特定したり、また、その心的状態の推測をしたりする。本講演では、乳幼児期からの視線に対する感受性の強さ、視線の交錯(アイコンタクト)がヒト以外のエージェントのエージェンシー感を強める機能、ヒトの視線が乳児の物体知覚や物体処理に与える効果、さらにヒトの視線が乳児の物体表象をモジュレートする働き等に関する実証的研究を紹介し、非言語コミュニケーションにおける視線の役割を論考する。

備考

お身体の不自由な方はエレベーターをご利用いただけますので、事務室にお申し付けください。

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